モラトリアムの有効活用
大学とは専門知識を得る場所だ。
専門知識を得ると、普通なら気にならないことが気になってくる。
農学部の学生は苺が果物して扱われることが気になるだろうし、法学部の学生は世間一般で使われる「善意」「悪意」の用法が気になるだろう。
外国語学部の私は、巷に溢れる英語が気になる。というか、進んで首を突っ込んでしまう。
そこで「これってあるあるかな」と思ったことを集めてみた。
① ゆっくり日本語を話す人がいると、英訳しろと言われている気分になる。
テレビを観ているとよくある。そして脳内で勝手にやっちゃう。逆もまた然りで、ゆっくり話される英語を聞くと和訳したくなる。
しかし、人から「今トランプなんて言ってたの?」などと言われると困る。人に説明できるほど綺麗に訳せてはいないだろうし、下に字幕出てるし。
②ミックスジュースに納得がいかない。
正しくはmixed juiceだ。カタカナならば語尾音消失で説明がつくが、大抵mix juiceと表記されている。
ice coffeeやsmoke salmonなども同じような例だ。反対に、condensed milkやclosedなど、正しい表記を見つけると何となく嬉しい。
ちなみに、roast beefは料理名であるためroasted beefとはならないそうだ。
③smoke freeだけ普及しなかった謎
「煙が無い」→「禁煙」という意味なのだが、日本人は「ご自由にお吸いください」→「喫煙」と解釈しかねない。
そのためno smokingが一般的だ。世界でも使われている表現であるためそちらでも構わないのだが、バリアフリーやグルテンフリーといった言葉は正しく理解されている。スモークフリーだって普及してもおかしくなさそうなものだ。
④咳をする時手で抑えない
「手で」抑えないだけで、不躾に風邪菌を撒き散らしているわけではない、誤解のないように。
アメリカでは咳を抑える時は肩や腕を使う。彼らには握手の文化があるため、手を汚すことは失礼にあたるのだ。
日本でも手を汚すことは衛生的とは言えないため、このマナーは積極的に取り入れていきたい。
2019年最初の記事だというのに新年らしさが全くない話になってしまった。
いや、新たな年の初めに生活の中心である大学の話をするのはモチベーションの再確認になった。
こんなあるあるを挙げてしまうほど、私は自分の大学生活を楽しんでいる。この大学この学部この学科を選んで良かったと心から思う。
今年の目標といったものを立てるのは苦手だが、2019年という年を胸を張って楽しめるよう、何事にも惜しみなく努力していきたい。