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独りよがりで良いじゃない

おばあちゃん菓子

おばあちゃんがくれるお菓子って独特のセンス。

めちゃくちゃテンションが上がることはないが、つい手を伸ばしてしまう。地味だが安心感のある味わいだ。

私は祖父母と一緒に暮らしているため、小さな頃のおやつは専らおばあちゃんチョイスだった。 特に好きだったものは今でも覚えている。

3.雪の宿

しょっぱいお煎餅と甘いミルクのバランスが素晴らしい。お煎餅が固すぎないため、おじいちゃんおばあちゃんでもちびっ子でも食べやすい。人生初のあまじょっぱい体験はこれかもしれない。

2.ライオネスコーヒーキャンディー

コーヒーが飲めるようになる前から、このキャンディーは好きだった。コーヒーの風味を殺すことなく、全年代が楽しめる味に仕上げてくれている。食べるとちょっと大人になった気分になれた。

1.ぬれおかき

お餅でもお煎餅でもない独特のもちっと感に、幼い日の私は魅了された。レンジで温めると更にもちもちになり、良い香りもするため、自然と家族が集まってきた。美味しい上に家族団欒の時間をくれる最強のおやつ。

 

 

感傷に浸ってランキングにしてみたのも、現在おばあちゃんが入院していて寂しいからだ。今は回復傾向にあるものの、一時は絶食もしていた。点滴で栄養を取る味気なさは計り知れない。元気になったらまた一緒におやつを食べたい。

 

先日お見舞いに行った時にその旨を伝えた。

私「退院したら何食べたい?」

おばあちゃん「TimTam」

 

 

 

 

 

 

 

 

(高校生の時、オーストラリアにホームステイした私がお土産で買って帰った)

 

 

 

 

おばあちゃん菓子どこいった。ノスタルジーどこいった。

そう思ったはものの、反抗期真っ只中だった私が半ば家族から逃げるような心持ちで行ったホームステイのお土産を、また食べたいと思ってくれているのは嬉しいことではないか。

幸い、TimTamは日本でも買える。退院したらおばあちゃん菓子に仲間入りしてもらおう。